Raspberlyのブログ

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Unityネタをメインとした技術系ブログです。にゃんこ大戦争や日常なども。そろそろブログタイトル決めたい

勉強会レポ : 20代エンジニアのキャリア論

 

 

勉強会のレポート(メモ)です。

参加したのはこちら、「20代エンジニアのキャリア論 」

会場はサポーターズです。

supporterzcolab.com

 

 

20代エンジニアのキャリア論

伝えたい5つのこと

ただし独断と偏見に満ち溢れた内容です

 

1. 自分の希少さを知ろう

全労働者の中で何パーセントがITエンジニアか?
正解は0.3%!
1%もない超希少人材です!

さらに求人倍率は8倍で、これは全職種最高倍率です。
それくらい足りていません。
これはいい状況ではないです。

日本の国力が落ちるくらいのIT人材が不足します。
まず自分がレアだということを認識しましょう。
指向性や才能が重要な職です。

 


2. お金と人生の話

こうやってほしいというのを伝えます

 

問題
「それ以上もらっても幸福度が上がらなくなる年収はいくらでしょうか?」

 

 

 


正解は600万です。
為替とかいろいろあるので600~700万くらい。
一般的な感覚だと低いはず。

 

これはどういう意味か。
ほんとに600万で十分か?
手取りだと月40万くらいです、よくよく考えるとこれで十分なのです。

 

じゃあこれは誰でもいけるか?日本人の平均は450万です。
エンジニアだとどうなるの?
実は20代で行けるはずです。お金に左右される人生はやめましょう。

 

 


3. 自分の位置を知ろう

エンジニアは

最上位5%・上位10%・上位20%・それ以外、

の4つにきれいにわかれます(同世代での話)

 

新卒時代、社会人3年目、30歳の時、をペルソナ(超典型的な人)で考えよう

 

  学生
5% 開発は中高から、自分でゴリゴリ開発
10% 授業ベースだがインターンから本格的に開発を始める
20% 授業程度。ただなんか強みがある(Unityさわれるなど)。就活で光があたらない

 

  社会人3年目
5% 1人でサービスを作れるようになってる。年収も600万まで行っている。
アウトプットが日常的にできる。スタートアップに転職する。
10% サーバ、インフラ、フロントと一通りできる。
インプットはできているがアウトプットはまだまだ
20% 業務で特定の言語や分野がメイン。危機感を覚え始める。
ここからその他8割に落ちる人がでてくる

 

  30歳の時
5% 自分達で大きなサービスを作ってる。本とか出し始める。神
10% 5%の3年目くらい。自分の可能性を追求する
20% 10%の3年目くらい。より待遇を求めメガベンチャーに転職しだす

 

自分は今どこにいるかを考えよう。
上位20%の時点で世の中的には0.06%の人材です。
20%までに入れば人生はきっと楽しくなる。
まずは同世代の間でこうなりましょう。

上位に入ってないのになぜか年収が高い、

または上位に入る見込みがない人はよく考えよう。

 

 

4. 新卒・3年目・30歳はマジで分岐点

新卒

・やっぱりチャンス。

・入る会社によって価値観が形成される(悪く言えば刷り込み)。

・大事な機会なのに情報が少ない。正常な判断ができないのが新卒の就活。


3年目

・もはや中堅。
・ポテンシャルよりスキルが重視される。
・ミスしたときの回りのリアクションがかわる。
・3年で1万時間の壁をこえる=その路のプロになってしまう。
・プロでも悪い型になってしまうことも。

 

30歳

・もはやベテラン。
・何か(実績・スキル・人脈・地位)がないと相手にされない。
・体力が落ち始める。
・自分の時間がなくなる。
・誰も怒ってくれずアドバイスもくれない

 

3つの分岐点までにレベルを上げよう。

 少なくとも30歳までに20%に入ろう。
入ってないとそこから這い上がるのは難しくなる。

 

 

 

5. じゃあどうやってやるの?

シンプルです
1.仕事をその環境に(転職)
2.自分でインプット・アウトプットしてスキルを上げる

 

・転職するなら1つレベル上の会社を目指す
・その会社の中間より下でいい(エース対偶は微妙)
まずは自分よりすごい人がたくさんいる場所に入りましょう。
入るためには、自分の見せ方、タイミングなどが重要。


転職は今は違うぞという人
・副業、アルバイト
・勉強会講師
・趣味で何か作る
・ブログ書く
・勉強会参加する
・プログラミングスクール
勉強会やスクールは参加しただけで満足しちゃう。
参加して学んだことでどうするのかを考える。
インプットだけではだめです、アウトプットしていこう。



小さめの勉強会で、まさかりが飛んでこない場所で講師をやりましょう。

by まつもとゆきひろ

 


そんな自信がないひとへ
・三ヶ月でOK
・ただその間は仕事以外は全てプログラミング
・受験と比べれば余裕
・が、8割は途中でいやになる

 

その8割へのコツ
・仲間を作る(もくもく会)
・期限を作る(数カ月後の勉強会に登壇を決める)
・転職活動してみる(もちろん落ちます、とりあえず受けてみよう)
・楓(サポーターズ)に報告する

 

 


まとめ

1. エンジニアは超希少
2. 年収は600万で十分
3. 自分は何%なのか理解する
4. 新卒、3年目、30歳が分岐点
5. アウトプット中心に何か始めましょう

 


質問タイム

1. フルスタックとスペシャリストどっちがいいか

フルスタックは器用貧乏。フルスタックは要注意。
会社にうまいように使われる。

 

2. うまいように使われるとは

伸ばすべき技術を伸ばす前に、会社の足りないとこをやらされる。
結果器用貧乏になる。

 

3. 経験をつむうえで技術をのばすのか、管理する側を目指すのか

技術メインだけで20%に入れます。
入れなかったら「技術×何か」で市場価値を上げることができる。
エンジニアリング以外で「何か」をかけ合わせれば希少な人材になれます。

 


4. 当時の不安 当時の葛藤はあったか

多少ありました。
それ以上に危機感の方がすさまじい。
世界変えたいという思いがあって、やばいという気持ちがあった。
一回挑戦しよう。

 

5. 5%の30才以降は?

まだ正直わからん
50、60くらいまではそのまま、インプットアウトプットが日常化しているので。


6. SI業界にいるメリット

SIとWEBの比較。
生産性は圧倒的にSIの方がいい。

(生産性=時間にたいしてお金を生み出しているか)。
WEB系は時間かけたものが売れなかったというのが結構ある。

SIは間違いなく対価が得られる。SIの方が価値を生み出している。


SIは作るもの、仕様が決まっている。

会社ごとの決まった型をやっていれば社会に貢献もできるしお金ももらえる。
人によるがこういう人生もいいという人がいる。

 


7. SIからWEBにいくときSIで学んでおくことは?

未経験の場合SIで基礎をつけることができる。
ただ、いけるなら早めにいったほうがいいと私は思います。


8. 受託系と自社開発 どっちがいい?

人による、自分がどういうエンジニアになりたいかを考える。
ただ、何かしら自分で何かしてほしいなとは思う。

受託はどこまでいっても単価をこえることはない。
自社はワンチャン大当たりして自分の地位も向上することがある。


9. 今後、今の格差はどうなるか(できる人とできない人の差)

20%までの世界にはなりえる。
エンジニアの職種の境目はどんどんなくなっていく。
上位の人は残っているし、その人達はどんどん洗練されていく。
なのでそこに入っていればまあ困ることはないでしょう。

じゃあ残りの8割は職を失うか?
そんなことはない。
かるーくHTMLl知ってるだけでも食っていくことはできるでしょう。

 


10. ヤバいベンチャーを見極めるコツ

人に聞いた方がいい。
詳しい人とか、懇親会で聞いてみる。
知っている人からしたら常識なことも。

 

 

 

感想

最初は自己啓発系かと思いきやキャリアプランのきちんとしたお話だった。

やっぱLTや勉強会登壇でアウトプットが大事よ。

ちなみにメルカリは最上位5%がウヨウヨいるヤベー所らしい。