前回からかなり間が空きましたが、「HUD Navigation System」の続きをしていきます。
前回はこちら!
その1
その2
今回は最後にあたるMiniMapについてやっていきます。
MIniMapはRaderとは違い、地形も映るという特徴があります。
セットアップ
まずはMiniMap用のテクスチャを用意します。
UnityエディターのWindow -> Sickscore Games -> HUD Navigation System -> Utilities -> Minimap Texture Creatorを選びます。
するとHierarchyビューに「HNS TextureCreator」というオブジェクトが作成され、
Inspectorビューに設定画面がでてきます。
ここでは、マップの範囲、テクスチャサイズ、背景を設定することができます。
Create Textureを押すと、マップテクスチャとマッププロファイルが作成されます。
このマッププロファイルはMiniMap機能を使うのに必須です。
マップの表示
後は他のHUDと同じように HUD Navigation Systemに設定してあげます。
Minimap Featureにチェックを入れ、Minimap Settingsで先ほど作ったProfileにチェックを入れます。
Minimap Mode
Minimapには表示Modeが2種類用意されています。
Rotate Player
マップは動かず、プレイヤーアイコンが動く設定。
Rotate Minimap
プレイヤーアイコンは動かず、マップが動く設定。
Rotate Minimapの時はHUD Navigation SystemのNavigation ReferenceをControllerにしたほうがいいでしょう。
これがCameraになっていると表示される座標がおかしくなります。
Minimapの大きさ
Hierarchyビューにある、HUD Navigation Canvas -> Minima Panelで、
MinimapやMinimap MaskのRectTransformで位置や大きさを自由に変えることができます。
よくある注意点
Minimapに限りませんが、HUD Navigatin Systemコンポーネントの各Featureにチェックを入れないと、
そもそも動きませんので気を付けましょう。
MiniMapの注意点
目的地やルートがわかるなど大変便利なMiniMapですが、デメリットも抱えています。
ミニマップの存在がゲーム体験へと及ぼすデメリット…「ミニマップがゲームへの没入感を殺す」 | DAMONGE
要約すると、ミニマップの存在でプレイヤーは迷いや不自由なく移動をすることができるが、
同時に驚きや感動までなくなってしまう。この辺は自分の作るゲームと相談しましょう。
まとめ
全ての機能を網羅したわけではありませんが、これでHUD Navigation Systemの使い方がわかったと思います。
とても使いやすく、各種ナビゲーションを作れるためオープンワールドなどを作る方はぜひどうぞ!
参考
このAssetを使って開発したゲームを公開しています。
挙動などを見たいかたは遊んでみてください。
マスコット大逃走 v1.5f | フリーゲーム投稿サイト unityroom