Raspberlyのブログ

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Unityネタをメインとした技術系ブログです。にゃんこ大戦争や日常なども。そろそろブログタイトル決めたい

【アセット紹介】Space Graphics Toolkit で宇宙空間を作る【Unity】

今回はアセットの紹介をしていきます。
紹介するのはSpace Graphics Toolkit
宇宙空間を作成するアセットです。

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今回紹介する「Space Graphics Toolkit」も対象アセットです。

www.youtube.com

 

 

どんなアセット?

リアルなあるいはファンタジーな宇宙空間を作成できるアセットです。
宇宙空間を構成する様々なエフェクトを表現できます。全SRPに対応。
モバイル、コンソール、WebGLVRもサポートされています。

Space Graphics Toolkitを使用して、夢の宇宙シーンを作成します。この膨大なエフェクトのコレクションは、あらゆる方法でカスタマイズおよび組み合わせることができるため、リアルな世界やファンタジーの世界をすばやく作成できます。

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オンラインドキュメントはこちら

 

 

開発環境

Unity2020.3.14f1

Space Graphics Toolkit ver3.9.2

 

 

 

インポートの確認

アセットインポート完了時はこんな感じです。

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まずはGUIDEからドキュメントを確認しましょう。
アセットの動作確認をしたい場合は、Features及びPacksにあるサンプルシーンが参考になります。

Feature:各機能のコードとサンプルシーンがあり、動かすうえで参考になる

Packs:機能がグループごとにわかれていて、そのヴィジュアルやサンプルシーンを確認できる

 

デモシーンで機能の確認

各機能を確認します。(たくさんあるので一部のみ)

降着円盤

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小惑星帯ステロイドベルト

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オーロラ

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Continuum 

重力作用による歪み的な

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Dark Start

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Elliptical Galaxy

ボリューメトリックな楕円形の銀河

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Jovian

輪のある木星チックな惑星

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Nebula

ボリューメトリックな星雲

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実際に試してみる

実際に宇宙空間を作ってみます。
事前準備として、CameraをSolidColorにし黒塗り状態に。

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SceneビューもSkyboxを非表示にし、背景を真っ黒にしておくと作業がしやすいです。

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また、DirectionalLightがアタッチされているオブジェクトに、
SGT Lightコンポーネントをアタッチしておきます。

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背景を作る

果てまで広がる星雲や星々など、背景を作っていきます。Skyboxみたいな感じ。
背景を作るには、SGT Backdropコンポーネントを使います。

 

Hierarchyビューの右クリックからBackdropを選ぶと、
SGT Backdropコンポーネントがアタッチされたゲームオブジェクトが作成されます。

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作った直後はこんな感じのものが画面に表示されるはずです。

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星雲を作る

星雲を作っていきます。
作成したBackdropにあるSGT Backdropコンポーネントを以下のように調整。

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これでぼやけた雲のようなものができあがります。

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星を作る

星雲だけだと物足りないので星々も追加します。
SGT Backdropを新しく追加し、パラメータを以下のように調整。

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Star Colorsはこんな感じ、この辺は好みでいいと思います。

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これで完成。BrightnessやStartCountなどを変えて自分好みするといいでしょう。

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ただしこれだと星の大きさがみな均等なので、もう一つBackdropを追加します。
パラメータは以下の通り、星を大きくし生成数を少なくしています。

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これでやや大きめの星がちらほら混じるようになるのでより見た目がよくなりましたね。

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惑星を作る

地球のような惑星を作ります。

マテリアルの作成

最初に惑星のマテリアルを作ります。
新規にマテリアルを作成し、Space Graphics Toolkit/Planetシェーダーを設定。

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Albedoに「Planet_Albedo」を、Heightに「Planet_Height」を設定。

Planetの作成

Hierarchyビューの右クリックからPlanetを選ぶと、
SGT Planetコンポーネントがアタッチされたゲームオブジェクトが作成されます。

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パラメータはこんな感じ。
Radiusは大きさ、Materialには先ほど作ったPlanetマテリアルを使います。
Radius5でScale10のSphereと同じくらいの大きさです。

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これで惑星が作成されました。

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大気を作る

最後に惑星を取り巻く大気の層を作ります。

Planetを右クリックして、SpaceGraphicsToolkit/Atmosphereを選択。
SGT SharedMaterialとSGT AtmosphereがアタッチされたオブジェクトがPlanetの子オブジェクトとして作成されます。

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SGT Atmosphereコンポーネントの下にある、ボタン2つ押します。
すると必要なテクスチャを自動的に生成してくれます。

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Litにチェックボックスを入れ、下にあるボタンも押します。
ここでもテクスチャの設定を自動で行ってくれます。

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パラメータは以下の通り

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これで惑星に大気の層ができました。

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ポストプロセスをつけるとさらにいい感じですね。

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まだまだエフェクトはたくさんありますがひとまずここまで。


背景・惑星・大気を作成しましたが、結構省略した部分もあります。
惑星であれば地形の隆起、水の生成など非常に多くの機能が用意されています。

 

 

 

まとめ

・Space Graphics Toolkitを使うと、宇宙空間を簡単に構築できる

かなり価格の高いアセットですが期間限定のバンドルでお得に入手できます。
気に入ったエフェクトがあればぜひどうぞ。

 

 

以上です。

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参考資料

www.youtube.com

ikeball.hatenablog.com

www.asset-sale.net

 

 

 

 

他のアセットの紹介記事はこちら↓

raspberly.hateblo.jp

 

 

 

※本記事にはAssetStoreアフィリエイトリンクが含まれています。

他、間違っている箇所、わかりにくい所がありましたらコメントにお願いします。