Raspberlyのブログ

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Unityネタをメインとした技術系ブログです。にゃんこ大戦争や日常なども。そろそろブログタイトル決めたい

【勉強会レポ】: Unity道場10月〜UniteTokyo2019の舞台裏〜

勉強会のレポート(メモ)です。
参加したのはこちら、「Unity道場10月〜UniteTokyo2019の舞台裏〜」
会場はユニティ・テクノロジーズ・ジャパンさんです。

meetup.unity3d.jp

ハッシュタグ : #Unity道場

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動画はこちら

www.youtube.com

 

 

 

 

 

 

1. Unity道場〜過去最高のUniteはこうして作られた〜

※実際のモデリングは動画内をご覧ください。

用語の説明

まず最初に用語の説明をします。
これらはディスプレイ業界の用語です。講演内に頻出しますので最初に開設します。

什器(じゅうき)

商品 展示品をディスプレイする機材
例えば、椅子・テーブル。展示台、展示ブースなど

木工造作(もっこうぞうさく)

木材を使用したディスプレイ
造作と略すことが多いので、この講演でもこの名称を使います。
展示ブースやウインドウディスプレイなど

 


ちなみに私はエンジニアではないのでコード読めないし書けません。
そんな私でもUnityを使ってシミュレーションすることができます。
CEDECでシミュレーションしました。

造作物は現場での改変が難しい。そのため事前準備が大事

 

イベント準備でUnityが便利な理由

・原寸でスケール確認ができる
・リアルタイムで確認することができる
スケールやレイアウトの検証、仕上げイメージの確認

 

会場制作(壁・柱など)

基礎モデル制作の流れ

・会場から図面をいただく
・現地で寸法を調査(図面と実際の寸法が違うことがあるため)
・平面図の作成
モデリング(ProBuilderでは作業コストが高く正確に再現できない恐れがあるためFusion360を使用)

什器の製作(展示台)

会場ができたら什器を置いていきます。
モデルはAsset Storeを利用して、足りないものはUnityで製作。

モデリングする時は必ず原寸サイズでモデリング
見た目にこだわる必要はありません。(大きさを正しい寸法で検証することが第一目標です)

ディスプレイ業界ではmm単位で表記されます。
Unityの値1は現実世界の1000mmと一緒です。この法則を理解すると正しい寸法で作ることができます。

 

ProBuilderについてはこちらがオススメです。

learning.unity3d.jp

 

オブジェクトの配置

図面のものを全て配置。
そうすると図面では気づきにくいところに気づくことができる。
かけるべくコストを決断するきっかけにもなる。現場ではなく事前に気付けるのがよい。

 

さいごに良いことが!

フォントサイズの検証

 講演者にとっての推奨フォントサイズを事前に知ることができた

誘導サインの検証

 お客様が迷わないように誘導サインを作る必要がある
 通常のワークフローでは、現地調査とデザイン更新が終盤に行われるため(2~3回しかできなかった)
 しかしUnityなら検証し放題
 現地調査のコスト削減ができるし、自然に目に入るようなサインを検証することができた

導線の検証

 平面図だと気づきにくい点に気付くこともできた

 

まとめ

・図面で認識できなかった問題に気づけた
・リアルタイムに看板や導線を検証できた 
・運営スタッフとの情報共有に大きく役立った
 参加したイベント会社のスタッフさんにわかりやすく伝えることができた

 

 

 

 

 

 

 

 

2. Unite Tokyo 2019 基調講演のウラ側

基調講演の準備のお話をします。

learning.unity3d.jp

 

基調講演の役割

未来や今起きていること考え方を俯瞰的にお伝えするのが役割。
多くの人が入れ替わり立ち代わりでやったり、ライトやスモークの演出もあります。
デモは詳細よりも要点だけお届けする。

何度もやった結果、60~90分の間に収めると満足度が高いことがわかりました。

参加者からの声

Unity Meetupアプリを通じて参加者の皆さんから多くの声を聴けました。
即時内容を確認でき、紙と比べて本音に近い感情を出るので、読む側は心を強く持つ必要がありました。

 

全ての公演をNPSスコアで評価している
どのくらいおすすめしたいかというところ

2018年は低かった

 

今年のチャレンジ

Unite Copenhagenとほぼ同日の実行、なので内容を一部共有しました。
ゲストスピーカーも3つの会社さんからきていただいた。
大型のリアルタイムデモ。


プランニング

7月
・やりたいことをブレスト
・できそうなことをリストアップ

8月
・講演者の決定

9月
・大どんでん返しがあったりして、内容の修正がいっぱいいっぱいいっぱいいっぱいいっぱい
・社内と会場でリハーサルして実施
9月にいろいろおきた

 

スライド制作

フォーマットを各スピーカーにお伝えして作ってもらって、最後にスライドデザイナーに作ってもらう。
スライドデザイナーはブランドデザイナ(Unityのロゴ)やフォント、スライドの色合いなどを一つにイベントに見えるように調整。

 

ユニティ仮面などはスライドに含めず配信切ってから好き放題やろうという方向になりました。

 

台本制作

Google Docsで作りました。
送り指示やライティング、スライドしゃべり文などを全て書きます。

大本文の推敲

文字に書き起こすと書き文字になりがちなので、練習でそこをピックアップして直します。

なぜGoogle Docsなのか

・最後まで編集できる、オンラインで調整できる
・文字の大きさスタイルを一度に変えられる
・しゃべる内容をそのまま書ける

同時通訳チームとも事前に共有しました。
日本語と英語が交互する時は、聞き逃しを防ぐためレシーバーをつけるよう案内をしました。

 

なぜ発表者ノートをつかわないのか

文字が大きくないと読めないため
フォントなどがずれる事故が起きにくい

 

デモ機のセットアップ

デモによっては大容量なのでインストール数日かかることも。
必ずバージョン管理システムを使う必要がある。
 事故がおきてはいけない、おかしくなった時もロールバックできる。

ここまでやって前日デモキャンセルもあります。

 

PCのスペック

デモ用のPCは2台、さらにバックアップで計4台用意しました。
2台のPCでデモをするためというのもあるが、デモの間隔が近いと少し危ないため。
PCの構成は全て同じにしているため、落ちた時もすぐ続けることができる。

返しの構成

スライドの送りなどは講演者にやらせなかった
・人が多くなり電波状況が悪くなるとあぶないため
・プレゼンテーションで熱が入ってしまうため
適切なタイミングでやるため、後ろのスタッフが全て把握し制御します。
実は裏側にかなり多くのスタッフがいる

 

基調講演のポイント

・ライブだと思ってやりましょう。
・予想外のことも起きます かならずバックアッププランも用意しましょう。
・話すことやイベントは全て台本にして、信仰を全員共有しましょう。
・会場のリハーサル時間はしっかりとりましょう。(リハ中にブレーカーが落ちました)

 

 

あらためてスタッフのみなさんありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3. Unite Tokyo 2019参加者が評価した、すごい講演 TOP 10

参加者が評価した講演トップ10とその内容を大雑把に紹介します。
Unity Learning Materialsでは、49年前のUniteの動画を見れます。

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突然ですがトップ3を予測してみてください。
ちなみに今回ノンゲーム系が例年の2倍くらいあります。。。

 

 

10位 2DアーティストのためのGPU入門

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・2D表現で覚えておいた方がいい要素をほとんどカバーしています.。
・おさらいにもなるしいくつかのアドバイスもすばらしい。

 

 

9位 VRアニメ制作ツールAniCast!!

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・AniCastがおもしろい。
・AniCastを作るうえでの工夫なども。
・アニメーションの修正やかめらの手振れ問題、アニメ表現のポイント。

 

 

8位 大量のアセットも怖くない!~HTTP/2による高速な通信の実装例~

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・HTTP2でやるとすごい早い。
・速い点、特徴、対応しているサービスなど
・Unityで使う場合のアドバイスなど
・HTTP2を使う上でのアドバイス
C# C++連携の注意点

 

 

7位 ライブエンターテイメントにおけるUnity

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・現実の光表演と映像の光表現の合成について
・どうやってやっているかだけでなく、どうやってUnityでやったかという話まで
・どのように分業したかなど

 

 

6位 出版社とゲーム会社はなぜすれ違う?ドラゴンボールのゲーム化で酷い目にあった…もとい勉強させて頂いた話

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・やばいです
・IPとゲーム会社のマネジメントの話
・出版社とゲーム開発者の苦悩について

 

 

5位 〈七つの大罪〉をゲームで!高品質グラフィックを具現化するための技法と開発最適化のご紹介

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・アニメに近い表現をどうやったのかという話
・ゲーム作りでどうやったのかという話

 

 

4位 Understanding C# Struct All Things

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・Strctの説明、挙動、メモリ管理の話
・使う上で気を付けること
・知っているとDOTSに役に立ちます

 

 

3位 Unity開発ロードマップ最新情報

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・Unityの新機能の紹介
・コアな部分や新しいワークフローなど
・わくわくします

 

 

2位 パーティクルエフェクトが超進化する! Visual Effect Graph の基礎と応用

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VFX Graphの特徴
・最初~中級、上級までのTips
・セットアップやゲームとの連携など
・外部データとの連携
・サンプルプロジェクトはもう公開されています(Learning Materialsのページ内にまとめられています)

 

 

1位 たのしいDOTS 〜初級から上級まで〜

learning.unity3d.jp

前半
・ECSの概念
・どういう作りになっているのか

後半
・Unity Physicsの問題点
・今使う上での注意点

 


今回紹介した以外にも素晴らしい講演はたくさんあります。
ぜひUnity Learning Materialsでいろんな情報を探してみてください。

learning.unity3d.jp

 

 

 

 

 

 

 

 

懇親会

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懇親会で大前さんと話す機会があり、今回のUniteで食べ物にかなり力をいれた理由を伺ってみました。

 

大前さんによると勉強会やカンファレンスではもちろん講演は重要ですが、
講演会場の外(ロビーなど)での参加者同士の交流が一番大事。 
前回(Unite2018)の反省を活かして、迷路のようだった東京国際フォーラムから会場を移し、
昼食で会場外に出る手間をなくし、ずっとここにいられるよう飲食も完備。
会場の収容人数は減ったが、その分満足度を上げるために頑張りこのような形になったとのこと。

 

会場のあちこちに会場マップやタイムテーブルが貼られ、サテライト会場で入れない講演も視聴できたり、
椅子や充電スポット、wifiと大変居心地が良かったのはきちんと考えられていたからなです。
確かに一度も会場外に出てないし、出る必要も感じませんでした。

 

当時のTwitterでも食べ物がたくさんあることがネタにされていましたが、
ぜひ来年もお願いします!

 

 

 

 

 

感想

Unity内で会場レイアウトはとても面白そう。
〇〇.unity運営の方も会場の大まかなセッティングをUnity上で作れちゃうかも!?
AssetStoreにはインテリアに使えるものも多いので、ノートパソコンなどの小物やピザの配置などにどうぞ。
↓ちょっと前に「Unity勉強会」をモチーフにしたゲームを作る時に使ったアセット達

 

 

 

 

 

Uniteのオススメ講演ですが、個人的にはこちら
大量のオブジェクトを含む広いステージでも大丈夫、そうDOTSならね」がオススメ

learning.unity3d.jp

安原さんの講演と同じDOTSですが、
こちらは実際にDOTSを用いたワークフローや具体的な使い方について解説されています。

 

 

他に動画は公開されていませんが、
Unity上でセルルックCGアニメ映画「HELLO WORLD」のシーン再現にチャレンジ!
もよかったです。

learning.unity3d.jpUnite中Unity開発者ギルドでも実況スレが建っていましたがかなり好評でした。

 

 

 

 

 

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