勉強会のレポート(メモ)です。
参加したのはこちら、「AROW Developer Meetup Vol.2」
会場はドリコムさんです。
この勉強会のメインであるAROWについては前回のGotanda.unityでも紹介されました。
まずはリリースを祝って乾杯
1. 最初の挨拶
DRIP部はARとBlockchainの2つの領域に力を入れています
AROWの紹介
ARアプリ開発プラットフォームです。
4/23にオープンテストバージョンをリリースしました。
現在日本のみにリリースしています。
位置情報とリアル3dマップをつかった新しいAR体験を生み出します。
3Dを構築するのにコストとかかかりますが、AROWによって手軽に低コストに開発できるようになります。
3Dマッピングができます
テクスチャを張ったり、他のAssetに置き換えたりもできます。
POIをゲーム要素として活用できます
コンビニやバス停がどこにあるかといったデータ群、
これをゲームで活用できるようになります。
2. AROWお披露目 導入編
サイトに登録してからAROWの開発環境を整えるまでの話
AROWは開発者に次のものを提供します。
・Unity SDK
・マップデータ
・POIデータ
Unity SDKについて
SDKをインポートすると、「ArowMain」「ArowSample」「StreamingAssets」が含まれています。
ArowMain
コアの機能、3dモデルの生成機能が含まれています。
ArowSample
サンプルとソースコードが含まれています。
経路探索と歩き回るサンプルが含まれています。
StreamingAssets
サンプルで使うマップデータが含まれています。
マップデータについて
開発者サイトから地方ごとにダウンロードできます。
現在提供しているマップデータは.arowmapファイルとして入っています。
一部の地域ではなく、日本全国で利用できるアプリを開発するなら広いマップデータが必要になります。(スマホ向け位置情報ゲームなど)
そのためアプリにファイル埋め込むのは難しいケースもあることが想定されます。
そこでマップデータをサーバにおいて適宜読み込むようにすることもできます。
AROWではこれを低コストで実現できる機能があります、それがLocalServer機能。
マップデータのダウンロードを疑似的に再現することでUnityのみで開発することができます。
POIデータについて
コンビニであればその位置と名前、その属性がPOIデータとして使えます。
POIデータはマップデータとして別にダウンロードします。(必ずしも使うわけではないため)
ArowSDKの中にはマップデータを扱うスクリプトも含まれています
詳細は今週末更新予定のSDKに含まれます。
引き続き開発をしていくのでよろしくお願いします。
3. AROWお披露目 実用編
今回は機能紹介、サンプルやデモの内容について話します。
ゲームで扱う場合はスケールを極端にした方がおもしろいかもしれません。
TouchManager.csが各処理の基点です。これらを追っていくと機能が調べやすいかと思います。
実行にはサーバが必要、
建物、道、地形を背生成する機能があります。
経路探索のデモ
ArowDemoMain.csがAROWの主要機能を利用しているクラスです。
他には、RouteSearch.cs、MoveControl.csを見ていくと処理がわかりやすいとおもいます。
configファイル
スクリプタブルオブジェクトで、マテリアル、描画方式、衝突判定の有無が設定できます。
静的生成
建物などを静的に生成することができます。この時スクリプタブルオブジェクトが生成されます。
さらにプレハブに置換したマップも作ることができます。
POIの活用事例
AROWの前身となったSDKを使って開発されたアニマルランランドをソースコードを含めて公開しています。
活用方法などを知ることができます。
Facebookのコミュニティを確認してみてください
公式フォーラムとドキュメントも確認してみてください。
懇親会
その場で(あるいは前日に)AROWの登録を行うとAROWロゴの入った限定トートバックがもらえました。