この記事は、Unityゲーム開発者ギルド Advent Calendar 2022 2日目の記事です。
今年Steamで遊んだゲームの感想をまとめていきます。
それぞれ私の主観で良かった点(Pros)と気になった点(Cons)も記載しています。
ネタバレを含まないようにしていますが、ゲーム序盤のスクショは載せています。
去年はこちら
目次見づらいので後で変えるかも
- OMORI
- モンスターハンター ライズ + サンブレイク
- モンスターハンター ワールド + アイスボーン
- SOMA
- ロボットガール・ミーツ・ヒューマン!
- The Count Lucanor
- Yuppie Psycho
- 全体のまとめ
OMORI
個性豊かな友達、そしてエネミーでいっぱいの奇妙な世界を探検しましょう。
忘れ去られた過去を明らかにすべく、色とりどりの世界を、そして色あせた世界を進みましょう。
やがて、あなたが選んだその道が、あなたの運命を決定づけるでしょう。
おそらく……他の誰かの運命も。
ひきこもりの少年が不思議な世界を冒険するRPGです。
戦闘パートはオーソドックスなコマンド式バトルで、バトル中に感情が変化するのが特徴。
事前にUndertaleっぽいという話を聞いていましたが、どちらかというとゆめにっき的な演出が多い。
ピザを配達するミニゲームが鬼畜。
Pros
ストーリー
これは実際にプレイしてほしい。特に後半の展開がすごくよかったです。
ここまで泣けたゲームはいままでなかったかもしれない。
私はクリアした後しばらく鬱気味になりました。
キャラクター
メインメンバーからボスキャラに脇役まで個性的でかわいいキャラが多い。
Undertaleっぽいというのはこの辺を指しているのかもしれない。
バジルくんとサニーくんほんとかわいいすき
オモサニとバジサニをすこれ
Cons
テンポが全体的に悪い
戦闘のテンポが結構悪い。
複数の敵に全体攻撃をした時などが顕著でメッセージ送りがかなり遅い。
周回がめんどくさい
とにかく長く、イベントも多く、複数回の強制戦闘にミニゲームまである一部のステージがかなり苦痛。
ボス戦はいいけどこのステージのせいでまたやり直すのが億劫になるレベル。
全体的にイベントをスキップできないのもつらい。
そのくせセーブデータが3つしか保存できない
好きな曲
・Stardust Diving
序盤のステージで流れる曲、ロケーションも合わせてすごくいい
・A Home For Flowers (Empty)
・DUET
モンスターハンター ライズ + サンブレイク
躍動する狩猟本能!
狩猟に新風を巻き起こす、縦横無尽に躍動するアクション。思いのままに翔けあがれる、新たなフィールド。未知の興奮や驚きをもたらす、全く新しいモンスターたち。
「モンスターハンターライズ」で、かつてない狩猟体験がハンターたちを待っている!
ご存じハンティングアクションRPG。
モンスターを狩り武具を生産強化しより強力なモンスターに挑むゲームです。
モンハンをやるのは3DSの3G以来約10年ぶり。
(メインモンスターのメル・ゼナ)
Pros
狩りが快適
ゲームプレイがものすごい快適になっている
・犬や翔蟲で移動が快適、運搬中に空も飛べる
・採取がすぐ終わるし1回で全部取れるしピッケルや虫あみが必要ない
・常時自動マーキングでモンスターを探し回る必要がない
・クーラードリンクとホットドリンクが不要
・砥石が使い放題
・調合が100%成功
・回復アイテムを移動しながら使えるしガッツポーズがない
こんな快適なモンハン体験しちゃったら過去作戻れない気がする
ゲームスピードが速いのもあって狩りが楽しい。
盟友
サンブレイクからアイルーとガルクに加え、NPCを狩りに連れていけるようになりました。
ゴッドイーターみたいですが、NPCはちゃんと働いてくれるしクエスト中賑やかなのでとてもよい。
Cons
部位破壊が難しい
モンスターの部位破壊耐久値がかなり高く、壊す前に瀕死状態になることが多い。
マルチの場合自分1人で狙ってもほぼ無理なため1つも破壊できず討伐も珍しくない。
個人的に部位破壊はできるだけしたい派なのでここはちょっとマイナスポイント。
NPCの放置セリフ
鍛冶屋で武具を選んでいたり、受付嬢に話しかけてクエストを選んでいるとNPCが「悩みますよねぇ」的なセリフを高頻度で話すのがほんとつらい。
気にしすぎかもしれませんが、このためだけにボイス切るレベル。
好きな曲
・玉水と灼熱が彩る、蒼紅の巌窟
モンスターハンター ワールド + アイスボーン
発売順的にはライズの前作に当たるモンスターハンター。
ライズにハマりモンハン熱が収まらないためこっちも購入。
基本システムは同じですが、こちらは翔蟲の代わりに導蟲という便利な蟲が登場します。
(メインモンスターのイヴェルカーナ) ふつくしい
Pros
ライズとの比較になりますが
グラフィック
Switchをベースとしたライズと比べること自体あれですがグラフィックがとてもきれい。
昼夜だけでなく天気の概念もあるしフィールドの景観がすごくいい。
雪原を歩くと足跡がついたりかなり細かい。水の表現もよい。
食事の描写も力が入っていておいしそう。
世界観の話になりますが、強大な力を持つ古龍は攻撃しないかぎり敵対しないというのもいいですね。
小型モンスターに喧嘩売られてブチギレ咆哮してるライズの古龍さん達...
救難信号
ライズにも似たようなものがありますが、こちらは救難信号が出ているクエストをリストから直接指名できるのでかなりやりやすい。
初心者のお手伝いを優先的にしたいという場合にも便利。
Cons
NPCのクセが強い
ウケツケジョーというネタは知っていましたが想像よりはるかにクセが強い(マイルドな表現)。
ストーリー進行に合わせて画面に「次は~しましょう」と声と顔付きで毎回表示されるのも鬱陶しい。
受付嬢以外のNPCも基本プレイヤー任せなところが多いので正直印象がかなり悪い...
古代樹の森
一番最初に訪れる狩猟地ですが迷路にもほどがある。
これより後のフィールドと比較しても飛びぬけて複雑、レウスを追いかける時などかなりストレス。
サブキャンプ設営や道を覚えればマシになりますがなんでここが最初のフィールドなの...
ライズに慣れすぎた...
悪い点ではないけどもライズの快適さに慣れすぎて不便に感じることが多い。
受け身が取れないのと翔蟲+回避距離UPの高速移動に慣れてるとかなりもっさりに感じてしまう。
傷つけといったライズの鳥集め以上に面倒な仕様もある。
拠点内ワープが特定箇所からしかできないのももどかしい。
初期キャンプ地を選べるといった優れている点も一応ありますが。
好きな曲
・陸珊瑚に舞う強威の翼
陸珊瑚は汎用BGMがすごい好き、レイギエナの咆哮とよく合う。
・灼熱の刃/ディノバルド
SOMA
SOMAは、Amnesia: The Dark Descentの開発チームであるFrictional Gamesがお届けするSFホラーゲームだ。アイデンティティ、自我、そして人間たる意味について、不穏なストーリーが展開する。
無線は途切れ、食料はなくなりつつあり、機械は自分たちのことを人間だと考え始めた。水中施設PATHOS-IIは耐え難い孤立状態にあり、あなたは困難な決断を強いられるだろう。確かなものとは?戦う意味とは?
深海を舞台にしたSFホラーゲーム。
謎の施設で目が覚めた主人公を操作しなぜ自分がここにいるのか、ここはどこなのかを探っていきます。
ホラーゲームなだけあり敵から逃げたり隠れたりする場面もあります。
ストーリーはほどよい長さで、クリアするだけで実績が全て埋まるのもよい。
日本語化MODあり。
同じ深海が舞台なのもあって雰囲気が一部バイオショックっぽい
Pros
ストーリー
SFがテーマですが、哲学的な内容を含んだストーリー。
プレイヤーの倫理観を問うような選択肢もあり、これが臨場感をもたらす演出になっています。
ちなみに主人公の声優の演技がめちゃくちゃいいです。
アンケート
ゲーム内アンケートの使い方がほんとに素晴らしい!
ゲーム中に2回アンケートに答える機会がありますが、この使い方がとても良い。
2回目の時には思わず唸ってしまった。ぜひ遊んで確かめてほしい。
プレイする前とした後で価値観変わりますねこれ
Cons
とくになし。
強いて言うなら画面揺れが激しい箇所で3D酔いしやすいかなくらい
好きな曲
・Alone
このゲーム、一応BGMはありますが環境音がメインなので印象に残るのは少ない
ロボットガール・ミーツ・ヒューマン!
ロボットの「スカーレット」を操作しニンゲンを探すADV。
プレイヤーはたくさんのニンゲンを笑顔にするため、マザーとしてスカーレットに指示を出しますが...
Pros
ストーリー
なぜニンゲンはいなくなったのか、そしてこのゲームを起動した時最初に表示される画面の意味がストーリーを進めることで判明します。
かわいい個性豊かなキャラクターも多数登場。
最近のロボットは冗談も言う
2Dと3Dの融合
一見2Dゲームのようですが実は2Dと3Dのハイブリッド。
キャラクターは2Dで、背景は3Dでてきています。
道を曲がる時は視点が90度切り替わり、時にはダイナミックな移動を行う演出も。
Cons
とくになし。
強いて言うなら画面の方向切り替えがやや遅いので、道を連続で曲がる時気になるかなくらい
好きな曲
曲名は不明ですが、街で流れている曲。
ニンゲンがいなくなった街の寂しさと静けさが表現されたいい曲だと思います。
The Count Lucanor
ハンスと共に、おとぎの世界でユニークな驚きと挑戦に満ちた冒険に出よう。道を切り開くための選択、謎解きに使い財宝を手に入れるための道具、おぞましい城の秘密、様々な人物との出会い。心に残る物語はあなたをとりこにします。 そして忘れないでください「恐怖はいつも足元で蠢いている」ことを。
貧乏に耐えられず家出したハンス君が冒険に巻き込まれるサバイバルホラーゲーム。
グラフィックはドット絵で描かれてよく動く。ハンス君かわいい。
戦闘要素はなく敵は隠れながらやり過ごし、謎解きで先に進むシステムです。
Pros
リソース管理
ほぼ全てのアイテムは使えば無くなる上に有限なためリソース管理が重要。
セーブをするのにもアイテムを消費するためかなり緊張感があります。
明かりのシステム
真っ暗で何も見えない場所が多く、ろうそくを使って明かりを確保するシステムがあります。
ろうそくは床に置くこともできますが数に限りがあるため、置き場所を考えたりもう来ない場所は回収しておくなど工夫も必要。
ろうそくは燃え尽きたりしませんが、上記のリソース管理と合わせて考えるのが楽しい。
Cons
移動が遅い
ビックリするぐらい移動が遅い。
一番最初に遭遇する敵だろうが撒ききれないレベル。
探索であちこち行ったり来たりする分、移動が遅いのがほんと気になる。
挙動が独特
バグか仕様かわかりませんが、移動キーを押したまま会話が発生するor物を調べた場合、一度キーをニュートラル状態にしないと移動できなくなります。これが結構ストレス。
ロウソクを持った状態で決定キーを押すとその場にロウソクを置きますが、物を調べたり扉を開けようとして間違えてロウソクを置くことも多かったです。
一応インタラクト可能な状態はアイコンが表示されるので問題はないんですが、移動しながら〇ボタン連打して探索するタイプの人だと結構つらいと思う。
これはYuppie Psychoで改善されています。
敵
敵から隠れてやりすごす場面が多くありますが、ほとんどの敵は大したことがない。
動きはある程度ランダムなようで未発見時はフラフラしていますが、入りたい扉の前から動かない時も。
こちらから攻撃する手段もないため、そうなるとわざと見つかるか移動するまで待つしかない。
部屋を移動しても敵の位置はリセットされないため、場合によっては出待ちを受けることも。
Yuppie Psycho
型破りな新入社員向けのオリエンテーションで、パスターナックは彼に課せられた仕事の本当の意味を知るのだった。それは、当初は会社を成功に導いたものの、今となっては社員を苦しめる存在と化した"魔女"を狩ること。風変わりなキャラクターたちと出会い、恐ろしい生き物たちから逃れ、シントラ社の暗い過去の秘密を解明しよう。
超絶ブラック企業で魔女狩りをさせられるサバイバルホラーゲーム。
魔女には手下がいるため、正体がバレないよう立ち回りながら魔女を探すゲームです。
開発元がThe Count Lucanorと同じで多くのシステムが継承されています。
ホラー演出が強化されておりドット絵とはいえかなりグロテスクな場面も。
Pros
走れる
ほんとでかい!
前作の特大不満点が解消されたためこれだけで評価点。
スタミナとかもないので走り放題。ただし敵の機動力も上がっているため簡単というわけではない。
世界観とストーリー
サイコというだけあって世界観がいい意味でぶっ飛んでいます。
異常な社内環境に個性的すぎるNPCが用意されていてどんどん物語に引き込まれる。
強制参加の社内セミナーで質問に間違えると罰金を取られたりも。
キャラクターはモデルがいるみたい
The characters that inspired the protagonists of #YuppiePsycho~#Vol1#KillTheWitch #SaveYourSoul #horror #BehindTheScenes #indiedev #ScreenshotSaturday pic.twitter.com/e4G6KrsGOK
— Yuppie Psycho (@baroquedecay) 2019年5月4日
Cons
暗い
ほとんどのエリアが暗い
The Count Lucanorも暗い場所は多かったですが、こちらは懐中電灯の電池が有限なため節約しながら探索すると結構ストレス。
一応前作のロウソクと同じ性質のアイテムはありますが、明かりが弱くなっていて、エリアが広い上入り組んでいるためあまり使いやすいとはいいがたい。
明かりがないと本当に何も見えないので結構疲れやすい。
好きな曲
Union
Hollow Faces
全体のまとめ
今回7つのゲームの感想を書きましたが、一番良かったのは「OMORI」です。
深く語ることはできませんが、ここまで心を揺さぶられたゲームは初めてかも。
まだ遊んでない方はぜひやってほしい....!
ちなみにバジルくんのねんどろいど化が決定してたりします。
一番プレイ時間が長いのはモンスターハンター ライズですね。
今年遊んだゲームの総プレイ時間の半分はモンハンで占められてると思います。
以上です。