Raspberlyのブログ

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Unityネタをメインとした技術系ブログです。にゃんこ大戦争や日常なども。そろそろブログタイトル決めたい

【アセット紹介】Pro Radar Builder でレーダーを作る【Unity】

今回はアセットの紹介をしていきます。
紹介するのはPro Radar Builder。
レーダーを作成するツールアセットです。

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今回紹介する「Pro Radar Builder」も対象アセットです。

 

どんなアセット?

レーダー、コンパス、ナビゲーション、ミニマップを作成できるツールアセットです。

ソースコードが含まれています)
PRO Radar Builderは、作成できる強力なAAAエディターツールです。

●3Dレーダー(ワールドと画面スペース)
●2D標準レーダー
●2D Unity UIレーダー(ワールドと画面スペース)
●ナビゲーションシステム
●コンパス
●環境の再シミュレーション
●リアルタイムミニマップ
●静的ミニマップ
●ターゲットトラッカー

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開発環境

Unity2020.3.22f1

Pro Radar Builder ver2021.2B

 

 

インポートの確認

インポート完了時はこんな感じです。

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ドキュメントがありますがかなり簡素なのでチュートリアルビデオを見た方がいいです。

youtu.be

 

デモシーンの確認

Assets/Pro Radar Builder/Extra Assets For Example Scenes/Sceneにデモシーンが含まれています。

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注意:一部のシーンはエラーだったりMissing Prefabだったりで動きません

 

2Dレーダーや3Dレーダーの動作確認ができます。
サイバーチックな素材も含まれているのがうれしい。

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実際に試してみる

3Dレーダー、2Dレーダーを作ってプレイヤー、エネミーを表示するところまでやってみます。

 

ビルダーのオープン

UnityのメニューバーからTools/DaiMangou/ProRadarBuilderを選択。

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すると、このようなウインドウが表示されます。
これをビルダーと言いレーダーの各種設定はここから行います。(Inspectorからはやりません)

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レーダーの作成

今回は3Dレーダーと2Dレーダー(UI)を作成します。
ビルダーの「Create Unity UI 2D System」と「Create Standard 3D System」を押します。

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するとシーン上にそれぞれレーダーが作成されます。
Render Cameraというカメラも作成されますが、これは3D Radarをレンダリングするためだけに存在します。

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2Dカメラの初期設定

レーダーのSprite

レーダーのSpriteを変更します。
2D Radar Canvas/2D Radar/Designs/DefaultRadarSpriteを選択し、ImageのSpriteを変更。

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Spriteが3種類用意されているので、好きなものに変えます。

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レーダーらしい見た目になりました。好みによってもっと装飾してもいいかもしれません。

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コンパス用Spriteも用意されてたりします。

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3Dカメラの初期設定

レイヤーとカメラの設定

レーダーのレイヤーを変更し、Render Cameraにのみレンダリングされるようにします。

レーダー用のLayerを作成し、3D CameraのLayerを変更します。

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Main CameraにRadarが映らないようにCulling Maskを設定します。

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最後にRender CameraはRadarのみ映るようCulling Maskを調整します。

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これでRender Cameraにのみ映るようになりました。

 

レーダーのSprite

2Dレーダーと同じ要領でSpriteを変更しておきます。

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プレイヤーとエネミーの作成

レーダーに映るプレイヤーとエネミーの用意します。


シーンに適当にCapsuleやCubeを配置します。
Capsuleはプレイヤーとして、Cubeはエネミーとしておきます。

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TagもPlayerとEnemyを設定。Tagの名前はお好みでいいです。

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レーダーにプレイヤーとエネミーが映るようにする

2Dレーダーで設定していきます(3Dレーダーもほとんど同じ)

 

ビルダーを開き、Hierarchyビューで2Dレーダーを選択します。

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ビルダーのリボンメニューからBlipsを押します。
ここからレーダーに映るブリップ(レーダーに映るアイコンのこと)を設定していきます。

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プレイヤーのブリップ

Player is Inactiveとなっている項目の右側にある電源ボタンみたいなやつを押します。
ボタンが緑色になり、Player is Activeになったら成功です。

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Player is Activeを展開して、Sprite、色、Scale、プレイヤーのタグを設定します。

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シーンを再生するとレーダーにプレイヤーが表示されました。

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エネミーのブリップ

Blipsから、「Number Of Other Blip Type」を1にして、
Enemy is Activeを有効化し、以下のような設定にします。
「With Tag」はEnemyです。

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シーンを再生するとレーダーにエネミーが表示されました。

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ビルダーのRotation and ScaleからTrack Rotationにチェックを入れるとエネミーの回転にあわせてブリップも回転します。

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また、ビルダーのDesignsタブからScale/Scene Scaleの値を変えると、レーダーの距離感を調整できます。

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まとめ

Pro Radar Builderを使うとレーダーを実装することができました。
時間がないので2Dレーダーだけでしたが3Dレーダーやミニマップもやってみたいところ。

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このアセット用の追加アセットもあります。
オブジェクトを追跡するマーカーを実装するものらしい。

 

 

 

その他注意点

チュートリアルビデオ

今回紹介したPro Radar Builderですが、アセットからリンクされているYoutubeチュートリアルビデオ3年前と古いです。

youtu.be

youtu.be

 

どこからもリンクされていませんがこちらの動画が一番新しいのでこれを参照するといいです

youtu.be

 

シーンの保存

ビルダーを表示した状態だとシーンの保存ができない(すぐに編集された扱いになる)ため、
シーンを保存して終了したい場合はビルダーを閉じる必要があります。

 

 

 

他のアセットの紹介記事はこちら↓

raspberly.hateblo.jp

 

 

 

※本記事にはAssetStoreアフィリエイトリンクが含まれています。

他、間違っている箇所、わかりにくい所がありましたらコメントにお願いします。