今回はアセットの紹介をしていきます。
紹介するのはNature Renderer。
Terrainの植生グラフィックを向上させるアセットです。
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今回紹介するNature Rendererも50%OFF対象アセットです。
どんなアセット?
Terrainの植生をきれいに高速に描画するアセットです。
つまり草です。草のグラフィックを向上しパフォーマンスを改善してくれます。(木はそのままです)
全プラットフォーム全レンダーパイプライン対応です。
なんと日本語対応のドキュメントが用意されています。
無料のトライアル版もあるので気になる方は購入前に試してみるのもいいでしょう。
ゲームの速度を落とさずに、大量の植生をレンダリングします。
Nature Rendererは、Unityのデフォルトの地形詳細システムを置き換えることにより、植生レンダリングの品質を向上させます。すべてが既存のデータで機能します。同じ草、植生、樹木を使用し、既存の地形を維持します。レンダラーをレベルアップするだけです。
25,000人以上の開発者から信頼されています。豊富なドキュメントを備えた、洗練された最適化されたプラグインが期待できます。
GaiaやMapMagicなどワールド作りでよく使われるアセットと互換性があるのもうれしいポイント。
他のアセット
Gaia、Map Magic、MicroSplat、CTS、Terrain Composer、MegaSplat、Megascans、The Vegetation Engine、Amplify ShaderEditorなどと互換性があります。 Nature Rendererは、地形システムを使用するほぼすべてのアセットと互換性があります。Nature Manufacturing、Synty Studios
ちなみにライセンスが2種類あり、
個人向けのPersonal Licenseと、開発スタジオ向けのStudio Licenseがあります。
Studio Licenseは一つのスタジオに所属する全員に割り振れるライセンスです。
また、独自のパッケージマネージャがあるのも特徴で、更新のチェックや最新バージョンのアップデートがすぐに行えます。
実は過去にアセットストアで販売されていたメガバンドルに含まれていたアセットです。
バンドルを購入していた方はすぐに遊べます。
実行環境
Unity2020.1.0f1
Nature Renderer: Personal License ver1.4.3
インポートの確認
アセットインポート時はこんな感じです。
コアとなるアセットのインポートと、各RP用アセットのインポートで2回インポートが行われます。
1回目の後すぐにプロジェクトに合わせたunitypackageが自動的にインポートされます。
インポート後は、ドキュメントが自動的にブラウザで開かれます。
ネイチャー・レンダラー – Visual Design Cafe Support
デモシーンの確認
デモシーンはこちら
プロジェクトのRPによってフォルダ名が変わります。
草や木が生えているTerrainがあるシーンです。Wind Zoneもあるため風で揺れます。
実際に試してみる
実際にTerrainの作成からやってみます。手順はものすごく簡単です。
Terrainの作成
Terrainを作成し、草をたくさん生やしてみます。
草はNature rendererデモで使われているものをそのまま使います。
見栄えのためGlobal Windも設置しています。
Nature Rendererのアタッチ
TerrainにNature Rendererコンポーネントをアタッチします。
設定はこれだけです。コンポーネントをアタッチするだけ!
コンポーネントの無効化あるいは削除すれば元に戻ります。
違いを確認
実際に違いを見ていきます。
コンポーネントのオンオフをしてみた場合こうなりました。
影が自動的についてくれるのでこれだけでリッチに見えますね。
次にパフォーマンスを比べてみます。
上がNature Renderer無効時、下がNature Renderer有効時です。
ドローコールが496から33へ、三角形数が9.0Mから61.4kへ、頂点数が10.4Mから71.7kへと大幅に軽量化できています。
プロファイラーで見てみると各種値が一気に下がっているのがわかります。
ただしCPUに関してはあまり変化がありませんでした。
メモリを見るとMesh Memoryが1.52GBから2.0MBへと大幅に減っていますね。
以上です。
まとめ
・Nature Rendererを使うと植物を高速にきれいに描画できる
・Terrainにコンポーネントをアタッチするだけ
・今回紹介しませんでしたが、カスタムシェーダのサポートやストリーミングでの読み込みもできます。
このアセットはUnity標準のTerrainの機能を置き換えて処理をしています。
そのため完全オリジナルの地形作成ツールを使っている場合は動作しないのでご注意ください。
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他、間違っている箇所、わかりにくい所がありましたらコメントにお願いします。