勉強会のレポート(メモ)です。
参加したのはこちら、「GGJ2019 事前勉強会」
1. グローバルゲームジャム対策集中講座
あるあるやポイントの対策を行います。
GGJ(グローバルゲームジャム)とは?
48時間、全世界同時に行われるゲームジャム
テーマはオープニングで発表されます。
会場は複数ありますが、ここがオススメです。
もちもの編
必須なもの
・開発機(PC)
たまに貸してくれるところもありますが、使い慣れた自分のマシンの方がいいです。
デスクトップを持ち込む方もいます。キーボード・マウスも忘れないようにしましょう。
・ペンタブやサウンド関連など
・食費と雑費
・常備薬あたり
あると便利なもの
いっぱいあります。
・ねぶくろ
宿泊仮眠okであればあった方がよい。
・下に敷くマット
床が硬い場合はあった方がよい。
・ハブラシ
実は必須にしてもいいくらい大事です。 すっきりしますよ。
・フェイスタオル
同じくすっきりします。
・クッション
会場の椅子がかたい場合に。
・ひざかけ
寒いときに。
・箱ティッシュ
ポケットティッシュよりも大事、チーム開発だとなおよい。
・サンダル、スリッパ
ずっと靴を履きっぱなしだと足が蒸れるため。
・アイマスク&耳栓
会場の明かりが眩しい時に使いましょう。睡眠の質があがります。
・イヤホン/ヘッドホン
ゲームの音を確認するときに便利、周りに聞かれたくない時などにも。
・付箋、スケッチブック
ホワイトボードはどこの会場にもありますが、イメージを共有するときに便利です。
アイデア出し編
リーダ&プランナーがアイデアを出し、みんな開発をする。これが理想。
しかし意見がまとまらない、アイデアがまとまらないなどまれによくある。
原因
お互い遠慮する、全部のアイデアを採用して混沌になる。
Diversifiersを気にしすぎる、などなど。
大事なことは、ゲームの完成形を全員がイメージできるようにすること。
ゲームの流れや動き、ルールなど、よくわからないものは作れない。
「こんな感じかな?」ではだめ。
解決策はゲームをシンプルにする。
有名なゲームをまねる、イメージしやすい。
あるいは、バカゲーに振り切る。
どうしてもアイデアが決まらない時はGame Idea Generatorなどを使いましょう。
チーム開発編
問題点
・開発環境 Unityのver違い
・ソースの共有方法
・プログラマが多すぎ問題。役割分担の仕方
・コミュニケーションをとる方法
開発環境
作業に始める前に環境を合わせましょう
・ツールのバージョン
・ターゲットプラットフォーム
・画面の解像度
プロジェクトの共有
UnityCollaborate、Gitなどなど。
慣れてる方はgit、まあだいたいgit。
・unity collaborate
操作が簡単 競合が起きづらい
無料の枠だと縛りがある
gitを使う場合、テラシュールブログを見ましょう。
github for unityというツールもありますが、一回使ってなれておく必要があります。
役割分担
ゲームシステム自体は単純にしたうえで、スキル(それぞれ似たようなもの)をたくさん作る、またはステージ(レベル)をたくさん作る。
話し合って決めましょう。
チーム内のコミュニケーション
開発を始める前に整えておきましょう。
slackはオススメです。タスク管理はtrelloがよい。
おまけ
まとめ
・コミュニケーションをきちんととる。
・チームで1つのゲームを作ることを考えましょう。
・ひとによって作り方ややり方は違います。共通の認識を持ちましょう。
・チーム内でできることを精いっぱいやりましょう。
・バージョン管理は覚えておくと役立ちます。
2. GGJ企画会議対策講座
ゲームを作りたい人があつまると自分のゲームを作りたがります。
作業しないメンバーを作らないようにしましょう。
序盤の企画も全員でしましょう。
ゲームジャムでは企画職を過信しない。企画の人はアイデアにすぐれているわけではない。
具体性のアイデアが重要。
コードをかけずリソースもだせない人がだすアイデアは具体的でしょうか?
そもそも企画書とかを作るようなゲームはゲームジャムに向いてない。
そもそもゲームとは?
ルールとゴールのある遊びのことです
じゃあ遊びとは?
日常の中でしない行為を発見して、突き詰める過程を楽しむこと。
簡単に言うと「変わったことをすること」。それがうまくなっていく過程を楽しむこと。
つまり普段行動しないことを決める、そしてルールとゴールを決めるとゲームができます。
おもしろいか、おもしろくないか、という議論はしないほうがいい。
ゲームの構成
いくつかのレイヤーにわかれています。
・テーマと表現
人に説明するときにぱっとでてくるもの、一言で説明できるもの
・プレイヤーの行動
プレイヤーは何をするのか
これらのレイヤーには結びつきが必要。
順番に書いてあるが、プレイヤーはこの順番にゲームを受け入れていきます。
なので入口を魅力的にする、次のステップで前のステップの期待を裏切らないようにする。
ゲームの企画をたてるときはこの3つを決めましょう
どうまとめるか
シーンとする時間を作らないようにしましょう。
話し合いをすると、口のうまいやつがまとめようとする。
まず手を動かす。時間を決めて全員がアイデアをたくさん出す。(全て1行程度)
テーマと表現:ざっくりした印象
プレイヤーの行動:動詞で完結に
メカニクス:既存の具体例を出す
出たアイデアを並べて、全員で〇をつけて投票する。
2、3本になったら話し合う
・実現できそうかどうか
・テーマのインパクト 納得度
ゲームにはジレンマがある、迷わないでボタンを押していくゲームはそうそうない。
メカニクスで作るジレンマ、駆け引きが大事。
全部できたら一番投票数の多いものを使う。
決まったらベースのアイデアを出した人が職種にかかわらずディレクターにする。
アイデアを出した人が一番よくわかっているため。他のメンバーも納得がしやすい。
なぜこういう方針にするか
ゲームの開発が発言力、推しの強さ、雰囲気で決まらないようにするため。
全員アイデアを出す場を作る→会話が発生しやすい。
するとメンバーがわかってくる。苦楽をともにするので納得しやすい。
実際のタイムスケジュール
・アイデア出し 30分
・投票
・上位アイデアの具体化 20分
・決定の話し合い 30分
初日にこれが決まったら、帰って寝ましょう。
初日にプロトタイプを作っても深夜テンションでおかしくなる。
2日目昼にはプロトタイプができるようにする。
余裕があれば(ないことがほとんどだが)ゲーム内で完結するチュートリアルをいれるとよい。
注意点
プレイヤーのやることは1つで、シンプルにしましょう。
チュートリアルで説明できないことはしない。
2日目の午前中の時点で動かない(デモもできない)ような複雑な企画にしない。
どうでもいい設定やストーリーに時間をかけない。
睡眠不足のテンションで企画を決めない。
まとめ
企画の決め方は、
・どんなテーマと表現で
・プレイヤーは何をし
・どんなメカニクスで実現するか
以上を紙に書いて全員でやりたいものに〇をつけ
残った2~3本だけ細かく詰め、最後に決戦投票する
ベースのアイデアを出した人を職種問わずリーダーにする
重要なのは企画するだけの人をつくらないこと。
作業させましょう。(買い出し、テストプレイ、バグだしなど)
みんなで納得した企画は全員を駆動させます
おまけ
Unityでは、Discordに助け合い所を設置しています。
各会場や開発中に困ったことがあったら気軽に相談しましょう。
Global Game Jam 2019に参加するUnityユーザーを中心にUnityに関する質問やゲーム開発の雑談などを行える「Unity助け合いDiscordサーバー(unityjp-ggj2019)」を立ち上げ中です #GGJ19 #GGJ19JP https://t.co/hO2Atfr7QJ
— ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン (@unity_japan) January 17, 2019
いよいよ今週末はGlobal Game Jam 2019! GGJに参加するUnityユーザーのための「Unity助け合いDiscordサーバー(unityjp-ggj2019)」を立ち上げました。期間中、Unityに関する質問やゲーム開発の雑談などができます! #GGJ19 #GGJ19JP https://t.co/hO2AtfIIIh
— ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン (@unity_japan) January 22, 2019
また、GGJ中にUnityから缶パンの差し入れがあります。
疲弊しきったキャラクター達の顔がいい!
【プレスリリース】Global Game Jam 2019をUnityが応援します ~全国の会場においしくてやわらかい、Unity P – CANを配布~ #GGJ19 #GGJ19JP #unitychan #ユニティちゃん https://t.co/iKd9ufyUyF pic.twitter.com/KOznc86Pcj
— ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン (@unity_japan) January 18, 2019
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