勉強会のレポート(メモ)です。
参加したのはこちら、「【作れる!Vtuber】初心者向け Live2D モデリング講座」
会場はサポーターズです。
講師は「湊川あい」さんです。
以前にもサポーターズで勉強会をされていました。
作業するたび、「ヨッ」「ヨッ」っと呟くのが印象的。
0. やること
こういうものを作りました。
今回はモデリングと書き出しの部分をやります
1. ソフトの準備
最初にソフト2つが必要です。フリー版で大丈夫です。
モデリングするソフト : Live2D Cubism Editor
動きをシミュレーションするソフト : Live2D Viewer
使うデータはこちらです。学習用途でお使いください。
github.com(c)湊川あい https://twitter.com/llminatoll
2. PSDの確認(必須ではない)
PSDフォルダの中にある.psdファイルを開ける方は開いてみてください。
Live2Dは一枚絵のように見えますが、複数のパーツに細かく分かれています。
・絵の構成
どういう基準で分かれているか?
動いたときに、動かしたい部分を分けておきます。
これは一から作ったわけではない
公式のサンプルをダウンロードして、レイヤー構成を参考にして作りました。
参考にしてみてね。
サンプルデータ集 - Live2D Cubism 2 マニュアル
・レイヤーの構成
わかばちゃんのモデルは口が特徴です。
口といっても5毎のレイヤーで構成されています。
目もかなり多くのレイヤーで構成されています(まつ毛など)。
身体は結構簡単です、デコルテなどはパパっと。足は必ずしも必須ではありません。
腕は一色線で問題ないです、フェイスリグの場合、腕を曲げたりは取れないため。
3. Live2D cubism editor
さっそくLive2Dcubism editorを開きましょう。フリー版で問題ありません。
起動時に出てくる広告動画チュートリアルがおすすめです。
.psdファイルをD&Dなりして開きましょう。
・テンプレート適応
超便利な機能を使います。
エディターウィンドウのファイルタブからテンプレート適用をすることで、目の動きとかいちいち設定しなくてはいけないことを一括でいい感じに設定してくれます。
今回はEpsilonFaceRigを選びます。
Epsilonはキャラクターの名前です、わかばちゃんもこれをもとに作りました。
最初はガバガバにずれています。もっとシンクロ率を上げましょう。
EpsilonをD&Dで重ねましょう。
左のメニューで@がついたやつをいじってシンクロ率を上げましょう。
鼻位置調整xはなぜかないです、まあそんな影響はない。
目、鼻、口、眉を調整しましょう。
・テンプレート適用チェック
動かしていきましょう。
パーツをLive2dが勝手に判定しているので、細かいところは自分で調整します。
そのままやると、腕をツインテールだと認識しているので腕を紐づけておきましょう。
目が閉じ切っていない、まつげがぐちゃぐちゃなどは後でなおします。
よければウィンドウ下側にあるOKボタン。
・デフォーマー
デフォーマーでは「この面に張り付いています」というのがわかります。
まつげを治します。
デフォーマーから、右目の曲面。
パーツビューからメッシュを編集していきます。
実はポリゴンのようになっているのでちょっとづつD&Dで形を整えることができるます。
・目の可動範囲を増やす
Vtuberでは派手に動いてほしいので目の可動範囲を増やします。
エディター上で目玉を選択しづらい時。
パーツビューで、目玉フォルダの中にあるハイライトと目玉をまとめて選択するといい感じで選択されます。
選択したら、パラメータビューでキーフォームの追加をします。
マウスで直接位置を変え、-1.0で下を見るといった状態にしてみてください。
大げさな方が生き生きと動きます。
・書き出し
書き出していきますが、まずはテクスチャアトラスを作りましょう。
リボンウインドウにあるこのボタンを押します。
これでテクスチャアトラスができあがります。
2.1用で書きだしましょう、でないとフェイスリグで動かない時があります。
書き出し設定はそのままで大丈夫です。
3. Live2DView
書きだすとLive2Dビュワーが立ち上がります。
立ち上がらなかったら手動で立ち上げる。
プロジェクトタブのサンプル/物理演算:髪揺れで、
物理演算で髪をゆらゆらできます。
物理演算の設定はPhysics.Jsonで簡単に変えることができます。
髪はそれぞれ値を変えた方がよいです。右クリックで保存しましょう。
ここまでのファイルはgithubに上げてあります。
このリポジトリを参考にしてください。
・フェイスリグ
フェイスリグへの読み込ませ方は、わかりやすい動画がでています。
・Windowsの人
FaceRig(Steamで1480円ぐらい)
FaceRigだけだと動きません
FaceRig Live2Dモジュール ←これも入れないと動きません
(Steamで398円ぐらい)
・Macの人
Mac版はもんりぃ先生が作っている最中です。
アプリ名は「ライブサモナー」の予定です。
フォローしておきましょう。
感想
結構サクサクっとできましたが、作業量が多く大変でした。
こちらにも載っていますが、3DモデルにしろLive2dにしろとても手間と時間がかかることがよくわかりました。
勉強会の参加者が40人ほどいましたが、詰まる人もちらほら。
この記事だけだと具体的な作業方法がわかりにくいと思うので公式の動画チュートリアルもチェックしましょう。